
お気に入り追加する今日から11月。朝晩の冷え込みが一段と強くなってきました。不妊治療中は、通院の待ち時間や採卵・移植のスケジュールで、気づかないうちに身体が冷えていることがあります。この記事では、理学療法士として妊活中の方の身体を診てきた立場から、不妊治療中の方が通院の日も無理なく続けられる冷え対策と、それが妊活の身体づくりにつながる理由をお伝えします。
不妊治療中に身体が冷えやすくなる理由
不妊治療を続けていると、生活の中に冷えやすい場面が増えます。病院の待合室で長く座っている、通院のために朝食を急いで済ませる、検査や結果のことを考えて緊張が続く。どれも、治療に真剣に向き合っているからこそ起きることです。
長く座っていると、脚の筋肉が動かず、下半身の血のめぐりがゆっくりになります(座りっぱなしと血流の関係はデスクワークと妊活の記事でも詳しく書いています)。緊張が続くと、身体は「がんばるモード」の自律神経が優位になり、手足の先まで温かさが届きにくくなります。冷えは気温だけでなく、治療中の生活のリズムからも生まれるのです。
治療中の冷えのサインをチェック
- お腹を触ると、手のひらよりひんやりしている
- 夕方になると足首やふくらはぎがむくむ
- 布団に入っても足先が冷たく、なかなか寝つけない
- 通院の日の夜は、いつもより疲れが抜けにくい
ひとつでも当てはまる方は、次の3つのうち、できそうなものから取り入れてみてください。
通院の日も続けられる冷え対策3つ
待合室の椅子に座ったまま、片足ずつ、足首をゆっくり10回ずつ回します。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、動かすと下半身にたまった血液が心臓へ戻りやすくなります。周りの方に気づかれないくらいの小さな動きで十分です。(ふくらはぎの働きはこちらの記事で解説しています)
首・手首・足首は、皮膚のすぐ下を血管が通っているため、冷えやすく温まりやすい場所です。ネックウォーマーやレッグウォーマーを1枚足すだけで、体感がかなり変わります。腰には腹巻きを。下腹部と腰を同時に包めるので、骨盤まわりがじんわり温まります。(お腹と足首の温め方は霜降の記事もどうぞ)
通院から帰ったら、横になって、お腹に手を当てます。4秒で鼻から吸い、8秒かけて口からゆっくり吐く。これを3分ほど続けます。吐く息を長くすると、身体が「休むモード」に切り替わりやすくなります。結果が気になる日ほど、まず呼吸から整えてください。(呼吸と横隔膜の話はこちら)
なぜ冷え対策が妊活の身体づくりにつながるのか
子宮や卵巣は、骨盤の中にあります。骨盤まわりの筋肉がこわばり、下半身の血のめぐりがゆっくりになると、温かい血液が骨盤の奥まで届きにくくなります。足首を動かし、腰とお腹を温めることは、骨盤まわりの血のめぐりを助けることにつながります。
また、身体が温まると、自律神経が「休むモード」に切り替わりやすくなります。休むモードの時間が増えると眠りが深くなり、身体が回復しやすくなります。治療は病院にお任せし、治療を受ける身体の土台を、毎日の生活の中で整えていく。それが、私が大切にしている考え方です。
所沢から不妊治療に通う方へ
所沢にお住まいの方は、所沢市内だけでなく、西武線で都内や川越方面のクリニックへ通院している方も多くいらっしゃいます。朝早い電車や、乗り換えのホームで待つ時間は、思った以上に身体が冷えます。駅のホームではマフラーで首を守る、電車では足元にひざ掛けをかけるなど、移動中の冷え対策も意識してみてください。
所沢駅西口の妊活サポート整体院 心和では、理学療法士の視点で、冷えやすい場所だけでなく、骨盤まわりやお腹、呼吸の状態まで確認しながら、身体をやさしくゆるめていきます。通院のスケジュールをお聞きして、その時期の身体に合わせた施術とセルフケアをご提案しています。
冬に向けて、冷えをためない1日の流れ
3つの習慣を、1日の流れに組み込むと続けやすくなります。
- 朝:起きたら白湯を1杯。出かける前にレッグウォーマーと腹巻きを身につける
- 日中:待ち時間やデスクワークの合間に、足首まわしを10回ずつ
- 夜:湯船につかって温まり、寝る前に「吐く息を長く」3分
全部を完璧にこなす必要はありません。朝・日中・夜のどこか1つでもできれば十分です。小さな習慣の積み重ねが、冬の冷えに負けない身体の土台になります。
寒さが本格的になる12月の前に、今の時期から習慣にしておくと、冬のあいだも冷えをためにくくなります。所沢は朝晩の冷え込みが都内より強く感じられる日も多いので、早めの準備がおすすめです。
よくある質問
Q. 採卵や移植の前後も温めてかまいませんか?
A. 主治医から温め方や運動について指示がある場合は、そちらを優先してください。移植前後の過ごし方は体外受精の移植前後の記事にまとめています。
Q. カイロを貼るならどこがいいですか?
A. 腰の真ん中あたり(仙骨の上)か、下腹部がおすすめです。低温やけどを防ぐため、肌に直接貼らず、就寝中は外してください。
Q. 判定日を待つあいだも続けていいですか?
A. はい。足首まわしや呼吸は、待つ時間の緊張をゆるめる助けにもなります。判定日までの過ごし方もあわせてどうぞ。
Q. 靴下をはいて寝てもいいですか?
A. しめつけの強い靴下は、かえって足先の血のめぐりをじゃますることがあります。寝るときは、ゆったりしたレッグウォーマーや、足首を温めるタイプのものがおすすめです。
Q. 冷えは体質だからとあきらめています。
A. 冷えやすさには個人差がありますが、生活の中の工夫で変わる部分もたくさんあります。まずは1つの習慣を2〜3週間続けて、身体の変化を感じてみてください。
Q. 足は温かいのに、お腹だけ冷たいのはなぜですか?
A. お腹のまわりの筋肉がこわばっていたり、呼吸が浅くなっていたりすると、お腹の奥まで温かさが届きにくくなります。腹巻きで温めながら、お腹に手を当てて長く息を吐く呼吸を続けてみてください。
完璧にやろうとしなくて大丈夫
治療中は、やるべきことがたくさんあります。そこにセルフケアまで「毎日きちんと」と考えると、それ自体が負担になってしまいます。
3つ全部でなくてかまいません。今日はレッグウォーマーを履いた、それだけで十分です。続けられる小さなことを、ひとつずつ増やしていきましょう。
不妊治療中は、待ち時間や緊張から身体が冷えやすくなります。待ち時間の足首まわし・3つの首と腰を温める・帰宅後の長い呼吸で、骨盤まわりの血のめぐりと「休むモード」を助けてあげてください。11月は、冷えと上手に付き合う準備の月です。
病院以外にできることの全体像を知りたい方は、不妊治療を続けても結果が出ないあなたへもお読みください。
かねこやすし(理学療法士・妊活サポート整体師)
所沢駅西口の妊活サポート整体院 心和 院長。理学療法士(国家資格)として、不妊治療中の方の身体づくりを、治療と並行してサポートしています。
治療と並行して、自分の身体の整え方を一緒に考えたい方へ。所沢の妊活サポート整体院 心和では、オンライン30分カウンセリングで、今の治療の状況や生活をお聞きしながらご提案します。
👇 https://cocowa-seitai.com/ninkatsu-online-30min/
所沢で妊活整体をお探しの方へ
妊活サポート整体院 心和(ここわ)は、理学療法士の院長が不妊治療で結果が出ない方の身体づくりをサポートする妊活専門の整体院です。所沢駅西口徒歩5分・病院の治療と並行して通えます。
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