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この記事のポイント
採卵が終わってほっとした一方で、「今日はどう過ごせばいいの?」「動いても大丈夫?」と迷う方は少なくありません。この記事では、理学療法士として所沢で不妊治療中の方の身体を診てきた立場から、採卵後の数日間に身体を休めるための過ごし方と、それが次の身体づくりにつながる理由をお伝えします。

この記事は、次のような方に向けて書いています。

※ 採卵後の過ごし方は、まず通院先の指示を優先してください。強い腹痛、お腹の張り、吐き気、息苦しさなどがあるときは、我慢せずすぐに通院先へ連絡してください。

採卵後に身体が疲れやすいのはなぜか

採卵までの日々で、身体も心も緊張が続いていた

採卵までのあいだは、注射や通院、卵胞の育ち具合の確認が続きます。「うまく育っているか」「当日は予定どおり進むか」と気を張る日々で、自律神経は「がんばるモード」に偏りがちです。採卵が終わった瞬間に、その疲れがどっと出る方も多いものです。

卵巣まわりは、まだ落ち着く途中

採卵後は、卵巣が一時的に腫れぼったくなっていることがあります。下腹部に重さや違和感を感じる方もいます。身体はいま、回復のために力を使っている時期です。「何もしないで休む」ことが、いちばん大切な仕事だと考えてください。

採卵後に疲れがたまっているサイン

🔗 こんなサインはありませんか

  • 下腹部が重く、なんとなく落ち着かない
  • ぐっすり眠れず、身体がだるい
  • 気持ちが張りつめたまま、結果のことばかり考えてしまう
  • 腰やお尻のまわりがこわばっている

当てはまるものがあれば、身体が「休むモード」に切り替わりきれていないサインです。次の5つを、できる範囲で取り入れてみてください。

採卵後の身体を休めるための5つのこと

① 採卵当日と翌日は「予定を入れない」

採卵当日は、仕事や家事の予定をできるだけ入れず、横になって過ごせる時間をつくってください。翌日も、可能なら予定を軽めに。夕食はできあいのものでかまいません。「休むことに罪悪感を持たない」と、あらかじめ決めておくと気持ちが楽になります。

② お腹をしめつけない服で過ごす

ウエストがゴムのゆったりしたパンツやワンピースなど、お腹まわりを圧迫しない服を選んでください。下腹部がしめつけられないだけで、呼吸がしやすくなり、身体の力も抜けやすくなります。

③ 横になるときは「膝の下にクッション」

仰向けになるときは、膝の下にクッションや丸めたバスタオルを入れてください。膝が軽く曲がると、腰とお腹の力が抜けやすくなります。横向きが楽な方は、膝のあいだにクッションをはさむと、腰や骨盤まわりの負担が軽くなります。

④ 温かい飲み物を、少しずつこまめに

白湯や温かいお茶を、一度にたくさんではなく、少しずつこまめに飲んでください。冷たい飲み物は、お腹を冷やしやすくなります。水分のとり方について通院先から指示がある場合は、そちらを優先してください。(水分補給の考え方はこちらの記事でも解説しています)

⑤ 寝る前に「吐く息を長く」3分

横になって、お腹にそっと手を当てます。4秒で鼻から吸い、8秒かけて口からゆっくり吐く。これを3分ほど続けます。吐く息を長くすると、身体が「休むモード」に切り替わりやすくなります。結果を待つ気持ちが落ち着かない夜ほど、試してみてください。(呼吸と横隔膜の話はこちら)

なぜ採卵後にしっかり休むことが妊活の身体づくりにつながるのか

身体がしっかり「休むモード」に切り替わると、血液は筋肉や頭だけでなく、内臓にも届きやすくなります。骨盤の中にある卵巣や子宮のまわりにも、温かい血液がめぐりやすくなります。

反対に、採卵後も気を張ったまま動き続けると、回復に回せる力が少なくなり、疲れが次の周期まで持ち越されやすくなります。採卵後に休むことは、移植や次の周期に向けて身体の土台を整える時間です。移植前後の過ごし方は体外受精の移植前後の記事にまとめています。

結果を待つ気持ちとの付き合い方

採卵のあとは、受精や胚の育ち具合の連絡を待つ時間が続きます。検索をくり返したり、他の方の体験談を読み続けたりすると、気持ちが休まりません。

調べるのは1日1回まで、と決めておくのもひとつの方法です。待つ時間の過ごし方は判定日までの過ごし方や、情報疲れの記事もあわせてどうぞ。

所沢で採卵を控えている方へ

所沢にお住まいの方は、所沢市内だけでなく、西武線で都内や川越方面のクリニックへ通院している方も多くいらっしゃいます。採卵の日は朝早くから電車に乗り、待ち時間も長くなりがちです。帰りの電車ではできるだけ座る、駅からはタクシーを使うなど、移動の負担を減らす工夫も「休むこと」の一部です。

所沢駅西口の妊活サポート整体院 心和では、採卵や移植のスケジュールをお聞きしたうえで、その時期の身体に合わせた施術とセルフケアをご提案しています。採卵や移植の前後にも通っていただき、そのときの身体の状態に合わせて施術の内容を調整しています。治療の流れに寄り添いながら、身体の回復を支えることを大切にしています。

よくある質問

Q. 採卵の翌日から仕事に行っても大丈夫ですか?

A. 通院先の指示と、ご自身の体調を優先してください。出勤する場合も、重いものを持つ、長時間立ちっぱなしになるなどの負担は、できるだけ避けてください。

Q. 採卵後にストレッチをしてもいいですか?

A. 採卵後しばらくは、お腹をひねる、強く伸ばすような動きは控え、通院先の指示に従ってください。この記事で紹介した呼吸や、横になって力を抜くことから始めましょう。

Q. お風呂には入っていいですか?

A. 入浴やシャワーについては、通院先から指示があることが多いので、それに従ってください。

Q. 採卵の結果が思わしくなく、落ち込んでいます。

A. 結果に気持ちが揺れるのは、それだけ真剣に向き合ってきた証拠です。気持ちが落ち着かないときは、治療が続かない、心が折れそうな時にも読んでみてください。

休むことも、治療の一部

採卵は、身体にとっても心にとっても大きなできごとです。終わったあとに「何もしない時間」をつくることは、怠けることではありません。

5つ全部でなくてかまいません。今日は「予定を入れない」だけでも十分です。休むことを、自分に許してあげてください。

まとめ
採卵後は、緊張が続いた日々の疲れが出やすい時期です。予定を入れない・お腹をしめつけない・膝の下にクッション・温かい飲み物をこまめに・寝る前の長い呼吸で、身体を「休むモード」に切り替えてあげてください。しっかり休むことが、次の周期に向けた身体づくりにつながります。

病院以外にできることの全体像を知りたい方は、不妊治療を続けても結果が出ないあなたへもお読みください。

この記事を書いた人
かねこやすし(理学療法士・妊活サポート整体師)
所沢駅西口の妊活サポート整体院 心和 院長。理学療法士(国家資格)として、不妊治療中の方の身体づくりを、治療と並行してサポートしています。

採卵や移植の予定に合わせて、自分の身体の整え方を一緒に考えたい方へ。オンライン30分カウンセリングで、今の治療の状況や生活をお聞きしながらご提案します。
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妊活サポート整体院 心和(ここわ)は、理学療法士の院長が不妊治療で結果が出ない方の身体づくりをサポートする妊活専門の整体院です。所沢駅西口徒歩5分・病院の治療と並行して通えます。

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