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この記事のポイント
治療を続けても結果が出ないと、「もう無理かもしれない」と感じる日があって当然です。この記事では、妊活を「続けるか、やめるか」の二択にしないための考え方と、心と身体を休ませる方法をお伝えします。

心が折れそうになるのは、真剣に向き合ってきた証拠

タイミング法から人工授精、体外受精へと進み、通院の予定に合わせて仕事を調整し、食事や生活にも気をつけてきた。それでも結果が出ない。そんな日々が続けば、心が疲れるのは自然なことです。

当院に来られる方の多くが、「こんなことで弱音を吐いてはいけない」と思っています。でも、心が折れそうになるのは、あなたがそれだけ真剣に向き合ってきた証拠です。まずは、そのことを認めてあげてください。

心の疲れは、身体にも表れる

気持ちが張りつめた状態が続くと、自律神経は交感神経が優位な状態に傾きます。

🔗 心が疲れているときに出やすい身体のサイン

  • 寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める
  • 肩や首がいつも重い
  • 食欲が落ちる、または甘いものが止まらない
  • 手足が冷える
  • 生理前の不調が強くなる

私は病院で理学療法士として15年、延べ1万5千人以上の身体に触れてきましたが、気持ちが張りつめている方は、背中や首の付け根がとても硬くなっていることが多いと感じます。本人は「普通にしているつもり」でも、身体は正直です。

こうしたサインが出ているときは、身体も「少し休みたい」と言っています。心と身体は別々ではなく、つながっているということを覚えておいてください。

「やめる」と「続ける」の間にある選択肢

① 治療の周期を一度お休みする
次の周期の治療を見送ることは、あきらめではありません。主治医と相談しながら、身体と心を回復させる期間をとる方もいます。
② 頑張ることを一つ減らす
サプリ、運動、食事制限、基礎体温。全部を完璧に続けようとすると、それ自体が負担になります。今月は「睡眠だけ大切にする」など、一つに絞ってみてください。
③ 話せる場所を持つ
パートナー、友人、カウンセラー、通っている院のスタッフ。気持ちを言葉にできる場所が一つあるだけで、心の重さは変わります。

周りの言葉に傷ついたときは

妊活中は、悪気のない一言に深く傷つくことがあります。「まだなの?」「年齢的に早くしたほうがいい」「気にしすぎだよ」。言った側は覚えていなくても、言われた側には長く残るものです。

そんなときは、無理に笑って受け流さなくていいと覚えておいてください。少し距離を置く、話題を変える、その場を離れる。自分を守る行動をとることは、わがままではありません。

SNSも同じです。妊娠報告や育児の投稿を見るのがつらい時期は、ミュートや通知オフの機能を使って、見る量を減らしてかまいません。心が回復してきたら、また戻ればいいのです。

休むことも、身体づくりの一部

妊活中の方は、休むことに罪悪感を持ちがちです。でも、緊張が続いた身体は、休むことで初めて回復に向かいます。

私は理学療法士として病院で15年働いてきましたが、リハビリでも「休息」は回復に欠かせない要素でした。頑張る時期と休む時期の両方があって、身体は整っていくのだと思います。

当院でお伝えしていること

当院では、施術の時間を「何も考えずに横になれる時間」として使っていただくことも大切にしています。背中や首の緊張をゆるめると、呼吸が深くなり、「久しぶりにぼーっとできた」とおっしゃる方もいます。治療を続けるかどうかを決めるのはご本人と主治医ですが、どちらを選んでも身体を整えることはお手伝いできます。

まとめ
心が折れそうなのは、真剣に向き合ってきた証拠です。妊活を「続けるか、やめるか」で考えず、休む・減らす・話すという選択肢を持ってください。休むことも身体づくりの一部です。

ひとりで考え込んでしまうときは、言葉にするところから一緒に始めましょう。

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