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妊娠に必要なホルモンは、複数存在します。その中でも、最も重要な4つのホルモンについて、その役割と低下による影響を解説します。医学検査では数値が『正常範囲』とされていても、実は微妙なバランスの崩れが妊娠を阻害していることがあります。所沢で妊活に取り組むあなたが知るべき、ホルモンの真実です。
ホルモン① FSH(卵胞刺激ホルモン)
FSHは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣の卵胞を刺激して成長させます。月経開始から排卵前まで、FSHの血中濃度は徐々に上昇します。卵胞が十分に成熟すると、LHサージが起きて排卵が成立します。
正常値:月経3~5日目で5~10 mIU/mL
FSHが高い場合は、卵巣予備能が低下している可能性があります。年齢より早く卵子が減少しているサインです。逆にFSHが低い場合は、脳下垂体機能が低下している可能性があります。
妊娠への影響:FSHが不足すると、卵胞の成長が遅れ、排卵が起きません。FSHが高すぎる場合は、卵子の質が低下する傾向にあります。
ホルモン② LH(黄体形成ホルモン)
LHはFSHと同様、脳下垂体から分泌されます。月経周期の中ごろに、LHが急激に上昇する『LHサージ』が起きます。このLHサージが排卵のトリガーとなります。排卵後の黄体形成を促進し、プロゲステロンの産生を維持します。
正常値:月経3~5日目で2~10 mIU/mL、排卵期で20~150 mIU/mL
LHが低い場合は、脳下垂体機能低下が考えられます。LHが高い場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。
妊娠への影響:LHサージがなければ、排卵が成立しません。LHが高すぎる場合は、卵胞の成熟が異常になり、排卵が遅れたり、卵子の質が低下したりします。
ホルモン③ エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンは、成熟した卵胞から分泌されます。子宮内膜を厚くし、受精卵の着床に適した環境を作ります。また、子宮頸管粘液を増加させ、精子の移動を容易にします。排卵前のエストロゲン上昇が、LHサージのトリガーになります。
正常値:月経3~5日目で20~60 pg/mL、排卵前で200~300 pg/mL
エストロゲンが低い場合は、卵胞の発育が不良です。エストロゲンが高すぎる場合は、子宮内膜が過度に増殖する可能性があります。
妊娠への影響:エストロゲン不足は、子宮内膜が厚くならず、受精卵の着床が困難になります。また、頸管粘液が不足し、精子の移動が妨げられます。
ホルモン④ プロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンは、排卵後の黄体から分泌されます。子宮内膜を『分泌型』に変化させ、受精卵の着床に最適な環境を作ります。妊娠成立後は、プロゲステロンが高値を維持することで、妊娠を継続します。
正常値:月経3~5日目で0.5 ng/mL以下、黄体中期で10~25 ng/mL
プロゲステロンが低い場合は、黄体機能不全と診断されます。これは着床不全や流産のリスクを高めます。
妊娠への影響:プロゲステロン不足は、子宮内膜が着床に適した状態にならず、受精卵が着床できません。また、妊娠初期に流産のリスクが高まります。
これら4つのホルモンのバランスが重要
医学検査では、これら4つのホルモンの数値が『正常範囲』と判断されることがあります。しかし、重要なのは、数値ではなく『バランス』です。4つのホルモンが調和して、月経周期が正常に進行し、排卵が成立し、着床に適した環境が整うことが、妊娠の条件です。
たとえば、FSHが正常、LHが正常、エストロゲンが正常、プロゲステロンが正常でも、それらのバランスが崩れていれば、妊娠は困難です。
また、ホルモンの数値は『血流』『栄養状態』『ストレスレベル』『睡眠の質』に直結しています。これらを改善しなければ、ホルモンバランスは改善しません。
多くの女性が「検査で異常なし」と診断されながら、妊娠できない理由は、ホルモンの微妙なバランスの崩れと、ホルモンの数値を支える『体の状態』にあるのです。
あなたの『現在地』を正確に把握し、何を改善すべきかを診断することが、妊娠への最短路です。
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