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この記事のポイント
移植や人工授精のあと、判定日までの1〜2週間は、多くの方にとって一番つらい時間です。身体の小さな変化が気になり、何度も検索してしまう。そんな毎日を少しでも穏やかに過ごすために、心と身体を守る5つの工夫をお伝えします。

待つ時間がつらいのは当然のこと

判定日までの期間は、自分の力ではどうにもできない時間です。人は、結果が分からない状態に長く置かれると、強いストレスを感じます。

「少しお腹が痛い気がする」「いつもと違う気がする」。身体のわずかな変化に意識が向き、良い兆候なのか、悪い兆候なのかを考え続けてしまう。待つ時間がつらいのは、あなたが弱いからではなく、それだけ大切なことを待っているからです。

不安が続くと、身体も緊張する

🔗 待つ時間に起こりやすい身体の反応

  • 寝つきが悪くなる、夜中に目が覚める
  • 肩や首、お腹に力が入ったままになる
  • 呼吸が浅くなる
  • 食欲が落ちる、または食べすぎてしまう

不安が続くと、自律神経は交感神経が優位な状態に傾きます。交感神経は、身体を活動や緊張に備えさせる神経です。この状態が長く続くと、手足や内臓の血管が縮みやすくなり、眠りも浅くなります。判定日を待つ間に「なんだか疲れる」と感じるのは、身体がずっと身構えているからです。身体の反応を完全になくすことはできませんが、少しでも緊張をゆるめる時間をつくることはできます。

心と身体を守る5つの工夫

① 検索する時間を決める
「判定日前 症状」などの検索は、つい何度もしてしまいます。でも、検索するほど不安は大きくなりがちです。調べるのは1日1回、5分まで、などと決めておくと、気持ちが少し楽になります。
② いつもの生活リズムを守る
特別に安静にするより、通院先の指示の範囲で、普段どおりの生活を続けるほうが、心も身体も落ち着きやすいものです。起きる時刻と寝る時刻をできるだけ一定に保ってください。
③ 予定を一つ入れておく
判定日までの間に、楽しみな予定を一つ入れておくのもおすすめです。好きなカフェに行く、映画を観る、友人と会う。待つこと以外に意識を向ける時間が、心の支えになります。
④ 長く吐く呼吸をする
不安で胸がざわざわするときは、4秒で吸って8秒で吐く呼吸を5回。吐く息を長くすると、身体が休むモードに切り替わりやすくなります。寝る前の習慣にするのもおすすめです。
⑤ 気持ちを書き出す
頭の中でぐるぐる考えていることを、ノートに書き出してみてください。不安な気持ちも、期待する気持ちも、そのまま書いてかまいません。書くことで、気持ちを少し客観的に見られるようになります。

パートナーと気持ちを分け合う

判定日までの時間を一人で抱えていると、どんどん苦しくなります。パートナーに「今日はちょっと不安」と一言伝えるだけでも、気持ちは軽くなります。

相手にどうしてほしいかを伝えておくのも大切です。話を聞いてほしいのか、そっとしておいてほしいのか。気持ちを分け合える人がいることは、待つ時間の大きな支えになります。

結果がどうであっても

判定の結果は、あなたの努力の量で決まるものではありません。結果が望んだものでなかったとしても、待つ間の過ごし方が悪かったわけではありません。

私は病院で理学療法士として15年働き、今は妊活に取り組む方の身体と向き合っています。その中で感じるのは、結果を受け止めたあと、また前を向ける力は、待つ時間に自分を大切にできたかどうかにも支えられている、ということです。

まとめ
判定日までの時間がつらいのは当然のことです。検索の時間を決める・生活リズムを守る・予定を入れる・長く吐く・書き出す。5つの工夫で、心と身体の緊張を少しずつゆるめてください。そして、気持ちを分け合える人に頼ってください。

判定日を待つ間の不安や、次の周期に向けた身体づくりについて、一緒に整理したい方へ。

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