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「精液検査は問題なかったんですが」という言葉を、パートナーと一緒に来院した男性からよく聞きます。しかし精液検査だけでは分からない問題があります。その代表的なものが精索静脈瘤です。

精索静脈瘤とは何か

精巣の周辺にある静脈が膨らんで血液が逆流しやすくなった状態です。足の静脈瘤と同じようなイメージです。自覚症状がほとんどないため、検査しなければ気づかないまま妊活を続けているケースが少なくありません。男性不妊の方の3〜4割に見られると言われており、決して珍しいものではありません。

なぜ精子の質が下がるのか

精巣は体温より少し低い温度でないと、精子を正常に作ることができません。精索静脈瘤があると血液が滞留して温度が上がり、精子の産生や成熟が妨げられます。数や運動率の検査では問題なく見えても、精子のDNAが傷ついていたり、受精後の胚の発育に影響していることがあります。

治療で改善できる

手術(精索静脈瘤の結紮術)を受けることで、精子のパラメータが改善するケースが多くあります。術後3〜6ヶ月かけて精子の質が変わってきます。軽度であれば経過観察が選択されることもありますが、妊活中であれば積極的に泌尿器科に相談することをお勧めします。

体質改善として取り組めること

手術の前後を問わず、抗酸化サプリ(CoQ10・ビタミンE・亜鉛)の摂取が精子の質改善に有効とされています。長時間の座位・サウナ・タイトな下着を避けることも、精巣温度を下げる実践的な対策です。心和では男性パートナーの骨盤・腰部・下肢の血流改善施術も対応しています。

妻だけが頑張っている状況を変えてほしい

女性だけが体質改善を続けながら結果が出ない場合、男性側に原因があることが半数近くあります。まず二人で現状を確認することが、最短の近道です。

あなたの体の『今』を知ることが、最初の一歩です。

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