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着床は、受精卵という「半分が父親の遺伝子を持つ異物」を、母体の免疫が拒絶せずに受け入れるプロセスです。この免疫的な寛容が成立しないと、着床は起きません。
着床における免疫寛容の仕組み
通常、免疫系は自己と異なる物質を排除しようとします。しかし妊娠が成立するためには、受精卵を異物として攻撃しない「免疫寛容」の状態が必要です。子宮内膜には制御性T細胞(Treg細胞)という免疫細胞が存在し、受精卵への免疫攻撃を抑制する役割を担います。Treg細胞の機能が不十分な場合、受精卵が着床しにくくなります。
免疫バランスが崩れる原因
慢性炎症・自己免疫疾患・腸内環境の乱れ・慢性的なストレスがTreg細胞の機能を低下させる可能性があります。抗リン脂質抗体症候群・NK細胞活性の異常も、着床における免疫バランスの問題として知られています。これらの免疫的な問題の一部は、血液検査・子宮内膜の検査で確認できます。
医療的な対応
NK細胞活性が高い場合・抗リン脂質抗体が陽性の場合には、タクロリムス・イントラリポス・アスピリン・ヘパリンなどの治療が行われるケースがあります。慢性子宮内膜炎が背景にある場合は、抗生物質療法が免疫環境の改善につながります。
体質改善が免疫に介入できる領域
腸内環境の改善は、全身の免疫バランスに影響します。腸はTreg細胞を含む免疫細胞の大部分が存在する臓器です。発酵食品・食物繊維を中心とした食事改善は、腸内フローラを整え、免疫バランスの安定に寄与します。慢性炎症を減らすことで、免疫系が過剰反応しにくい状態を作ります。ストレス管理・睡眠の質の改善も、免疫バランスに直接影響します。
着床不全の背景に免疫の問題がある可能性を考えたことがない方は、クリニックでの精密検査を検討してください。
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