妊活中に仕事を辞めないでうまくいった3つの事例

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今回は意外に多い「職場でのストレス」という事に対して、

それを乗り越えた方の事例を紹介しながらお伝えしますね。

 

妊活と仕事の両立で苦労している

妊活で特に不妊治療をされている方は、仕事との両立が本当に苦労されていますよね?

 

検査やタイミングを取るための卵胞チェック、 人工授精や体外受精での薬や採卵、 自然周期での体外受精や、体外受精の有名なクリニックで治療を行うならその通院回数は半端ではありません。

 

とてもじゃないけど体外受精をするなら仕事は辞めないと・・・ という方は多いです。

 

仕事をやめるとすると今度は経済的な不安が・・・

一方、体外受精のために仕事を辞めると経済的な不安もあります。

 

そういった不安を職場の方に相談できないどころか、不妊治療をしている事も内緒にしている方もいます。

 

更には、インターネットで調べると「仕事のストレスが不妊の原因かも!!」という情報を得ると、

仕事中に無意識に「このストレスが不妊の原因だ」「仕事を辞めなければ妊娠できない」という気持ちになってくる方も多いようですね。

 

 

 

職場のストレスと妊活

 

今回は、

①妊活と職場への理解
②本当に仕事辞めないと妊娠できないの?
③仕事を辞めればストレスが無くなるのか?

 

という3点について、 実際の方の例を上げてお伝えしていきたいと思います。

 

①妊活と職場への理解

 

特に不妊治療している方は、職場の方との関係で色んな思いがあるでしょう。

 

「自分の辛さなんて分かってもらえないだろう」

 

「もし、同じ境遇の人がいて相談できても、相手の方が先に妊娠したら落ち込むだろう」

 

「不妊治療で職場を休むなんて迷惑だろう」

 

と言った不安があると思います。

 

 

こういった方々へよくお伝えするのは、

「もっと自分の事を中心に考えて大丈夫だと思いますよ。」という事です。

 

なぜなら、本当に周りの方に気を遣ってる方が多いように思うからです。

 

実際の例を一つご紹介しますね。

 

妊活サポートに来られたB様の場合。

 

 

39歳で保育士さん。 不妊治療をしていても妊娠せず、半年後に仕事を辞めて体外受精に挑もうと思っている

 

方です。

 

私がこの方に対して感じたのは、「半年後に仕事を辞めて体外受精をする」とおっしゃったのですが、半年後にこの方は40歳になっています。

 

 

かなり焦りがあるように見えたので、

本当はそれまで待たずに今すぐにでも体外受精をしたいんじゃないかという事でした。

 

 

ですので、私は率直にそのままそれを伝えました。

 

すると、「実はそうなんですよ。今すぐ体外受精やりたいです。

でも、保育園でクラスを持っていますし、迷惑かけれないので。」と。

 

 

 

続けて、

「しかも、半年後に辞める人間がその半年の間にさらに迷惑をかけるなんてできないと思っています。」と答えました。

 

そこで私は「職場の方々は好きですか?」とお聞きしました。

「はい。とてもよい職場だと思っています。」と答えたので、

 

もし逆の立場なら

私は

「もし逆の立場で、あなたの職場の同僚が不妊治療に悩んで苦しんでいて、それを内緒で職場を辞めていくと思ったらどう思いますか?」

 

 

とお聞きしました。

 

すると「それは辛いですね。

 

打ち明けて欲しいですし、協力したいです。

 

でもそれは私がこういう経験してるからじゃないかと思います。」

 

とお答えになったので、

私は「みんなきっと同じ気持ちだと思いますよ。」と伝えたところ、

 

その翌週に打ち明けたそうです。

 

 

するとなんと、職場の方が協力してくれ、

 

いつ妊娠してもよいように副担任もつけてくれたようです。

 

 

こうなった場合、

「こんなに協力してもらえて、もし妊娠できなかったら申し訳ない。」

と感じたり、逆にプレッシャーになる方もいるのですが、

この方は本当に喜んでいました。

 

 

 

よし、これですぐに体外受精できる!!

と思っていたら、なんとその前に妊娠したんです。

 

たまたまかもしれませんが、たまたまじゃないかもしれません。

 

ずっと、ずっと我慢して仕事と不妊治療をしてきたのが、我慢しなくなった。

 

体をチェックしていても明らかにお腹も柔らかくなっていましたからね。

 

気持ちって本当に素直。

我慢って本当によくない。

 

って思えました。

 

 

②本当に仕事辞めないと妊娠できないの?

 

続いての方は、妊娠サポートにいらっしゃったT様。

この方は、本当に長年不妊治療をされていて体外受精も何度も行っていたのですが一度も妊娠まで至らず悩んでおられました。

 

そして「仕事のストレスが原因だと思うんです。

だから、もう仕事を辞めないと妊娠できないと思います。」

とおっしゃっていました。

 

 

仕事内容を聞くと、私自身はストレスフルな仕事だと感じたのですが、

 

「仕事を辞めたいとおっしゃいますが、この仕事嫌いなんですか?」と聞きました。

 

すると、「いえ、結構好きなんですよ。仕事は。」

 

と答えたので、

「どの位好きなんですか?」と聞くと、

 

「もし、仕事を辞めて妊娠しなかったら、辞めたことをずっと後悔する位です。」と答えました。

 

そこで思うわけです。

 

仕事が好きなのに、「仕事のストレスが原因」って何かおかしいと思いませんか?

 

仕事の中で何がストレス?

 

 

仕事がストレスっておっしゃいましたが、仕事の何がストレスなんですか?

すると、「通勤の電車です。本当に嫌です。」 とおっしゃいました。

 

 

ですので私は「テレワークに変えてもらったらいかがですか?

仕事辞めたら収入が減るので、テレワークで」 とお伝えしました。

 

すると、「明日部長に話してみます!」と言い、

その方は翌日にお話をされ自分の気持ちを伝えられました。

 

これもたまたまなのか、たまたまじゃないか分かりませんが、

その次の体外受精で見事妊娠されました。

 

その方も、驚いていました。

 

 仕事をやめない

 

なぜ、私がこの方に仕事を辞めてもらわず、こういった工夫を提案したのかは、

この方が好きな仕事をしていたという理由だけではありません。

 

③仕事を辞めればストレスが無くなるのか?

 

今、日本は世界一不妊治療が行われています。

 

それだけ妊活でお悩みの方が多いという事なのですが、原因は色々あると思います。

 

その一つに、 女性が社会で活躍するようになり

結婚や妊活が遅れるという事や、

仕事をしながらの妊活への理解の無さ等があると思います。

 

 

そんな中、「仕事を辞める」という事が思わぬストレスを生んでいると感じています。

 

 

不妊治療をしていて、仕事を辞める方は

「仕事を辞めればストレスが減る」

「仕事を辞めれば不妊治療に集中できる」

と思ってらっしゃると思います。

 

仕事を辞める事で、

本当にこれまで我慢してきた趣味ができたり、

家事を楽しむといった方はいらっしゃいます。

 

しかしその一方で、仕事を辞める事で、以下のようなことも

・日中何をしていいか分からない
・一日中妊活の事を考えてしまい辛い
・昼夜逆転してしまう体調が悪い

といった方も沢山いらっしゃいました。

 

 

また、

ストレスや睡眠の質が落ちる事で日中やる気が起こらず、

家事もままならなくなってしまう方もいらっしゃいました。

 

こういった方には、

趣味や生活での社会との関りや、

パート等で適度な仕事を促す事で生活に楽しみと心の余裕が生まれた方も沢山いらっしゃいました。

 

 

日々考えてしまう「不安」は、どこかで「途切れさせる」ことがとても大切になるんですね。

 

 

ですので、社会との関りが減ると途切れる事のない不安の中生活をしてしまう事になる可能性があります。

 

 

そういった意味で、「仕事のストレスが不妊の原因?」という事に関しては、必ずしもYESではないと思っています。

 

今回取り上げさせて頂いた、

①妊活と職場への理解

②本当に仕事辞めないと妊娠できないの?

③仕事を辞めればストレスが無くなるのか?

のケースで少しでもあなたのお悩みを解決するヒントになれば幸いです。

 

人の人生や生活は十人十色ですので、

今回お伝えしたケースとあなたとでは環境は違うと思います。

 

自分の「好き」や「やりたい」事を少しワガママと思う位に選択してよいと思います。

 

無理に今の環境に留まる必要も、無理に今の環境を変える必要もないと思っています。

 

 

もし、自分一人では勇気が出ない場合は、私に相談くださればと思います。

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